こぴっとしろし

NHK朝の連ドラ2014年3月31日から開始の『花子とアン』の舞台は山梨です。山梨弁の「てっ!」や「こぴっと」の言葉がとっても可愛らしく、じぇじぇじぇの次ぎは「てっ」それとも「こぴっと」とも思えるぐらい。花子とアンは、「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子さんの出身地が山梨県甲府でドラマの原案は「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」になっています。

山梨県

山梨県甲府が村岡花子さんの出身地というのは、このドラマで初めて知りました。山梨といえば「ぶどう」「ワイン」「ほうとう」「桔梗信玄餅」そして『武田信玄』ですね。あとやっぱり忘れてはいけないのが、林真理子さん。林真理子さんのブログでワインをたくさん楽しまれているバブリープンプンな話題の中にも、山梨ワインの話もあります。そしてコラムではピンクのカーペットのように見える桃畑が満開の話などを読むと、一度満開の桃畑を見に山梨に行きたくなってしまいます。

山梨で果物三昧

やっぱりまずは果物からでしょう。山梨と聞くとすぐにブドウを連想するぐらいですから。ブドウの他にも、モモにスモモは山梨県は日本一の生産量です。そして山梨のブドウから作られる「甲州ワイン」これも本当に美味しい。甲州ワインといってもギュッと濃縮された甘口のもの、辛口のもの、スパークリングワインと多彩なワインの種類になっていますが共通しているのは、ほろ苦味。甲州ワインは基本的には山梨と同じく内陸の料理とのマッチングが自慢ですが、海の幸やお野菜にも甲州ワインを一緒に楽しむとますます料理を楽しめます。

「花子とアン」でも山梨の宴席で「かんぱーい!」がワインでした。でも地元ではワインとは呼ばずに「ぶどう酒」と呼んでいるようです。よくあるワインボトルの720mlや750mlのボトルではなく、なんんと一升瓶!「一升瓶ぶどう酒」でぐいぐい飲むのが山梨流です。一升瓶にコルク?と心配はご無用です。一升瓶用の樹脂キャップなので、コルクを空けるのに自信がない方こそ「一升瓶ぶどう酒」がオススメですね!

そして飲むのも、山梨流にこだわるなら「湯飲み茶碗」でぐいぐい。湯のみ茶碗でワインをいただくのは、日本酒の流れをくんでいるからだとか・・。若い人たちはグラスで飲む人も多いようですが、お年より世代は「湯飲み茶碗」で飲むのが圧倒的のようです。

一升瓶ワインの成り立ち

明治時代にワインの醸造技術が伝わり、ワインの醸造が始まりました。そして昭和13年(1938年)まで、まだワインの酒税法がありませんでした。そこでぶどう農家では生活の近くにある一升瓶などに、どぶろくのようにワインを仕込んで飲んでいました。まだその当時の日本では、世界基準の750mlボトルが製造されていなかったからです。日本ではまだ「升」や「合」といった単位しかありませんでした。世界基準の750mlと言う単位は、ワインの消費国イギリスで使われていたガロン(単位容量を表す)との関係で、フランスから輸出されてイギリスへ輸入という利便性から生まれた数字で750mlになりました。720mlは日本特有のボトルサイズになっていますが、720mlは四合です。その影響で720mlは日本の単位の影響を受けたのでしょう。

大正13年(1924年)に一升瓶の量産が始まりました。山梨の美味しい一升瓶ワインと720mlボトルワインは山梨の近く首都圏でたくさん飲まれていました。大正から昭和となり、海外のワインがマーケットに出回ってくると、一升瓶ワインの見た目が田舎っぽくみえて、西洋的なワインのデザインと比較され残念なことに一升ワインの発注が減ってしまい次第に東京では一升瓶ワインが流通しなくなってしまいました。でも甲州ワインが常に身近にある一升瓶ワインは残りました!山梨県のワイナリーによっては、一升瓶ワイン専用のワインが一升瓶ワインに詰まれているのもあれば、720mlと同じワインが詰められているワイナリーもあります。見た目のインパクトがかなり大なので、お土産品としても喜ばれるでしょう。

昭和39年(1964年)東京オリンピック、昭和45年(1924年)大阪万博が開催されて、日本の食文化と生活スタイルは大きく変わりました。それこそ、長谷川町子さんの漫画サザエさんでは、一升瓶に入っている醤油が当たり前で醤油やお酒は配達してもらうの一般的でした。食生活も焼き魚といった和食から、洋風化がになりお酒も日本酒からワインが好まれるようになりワインの消費量は一気に増えました。食事の時にワインを飲む、テーブルワインの文化が昭和47年(1972年)には日本に根付くようになっています。

そして、昭和53年(1978年)に、メルシャンやサントリーがワインのテレビコマーシャルを開始しています。そして手軽にワインを楽しめる「1000円ワイン」を販売しました。この1000円ワインはぶーむになりましたが、1000円ワインよりももっと安くて量を飲める「一升瓶ワインブーム」が昭和56年(1981年)に起きましたが、空前の「ボージョレー・ヌーヴォーブーム」が昭和62年(1987年)に起こりましたが、フランスワインが高騰してことあって1980年に値段の割りに美味しい!と「チリワインブーム」が起こりました。また赤ワインがポリフェノールが多く含まれているから飲むなら赤ワインと平成9年(1997年)には「赤ワインブーム」など、ワインもトレンドのひとつとして流れがありました。「一升瓶ワインブーム」が起きおまけに地ワインということもあって、一升瓶ワインは全国で飲まれていましたが一升という多い量が、なかなか消費しきれないということがネックとなって、一升瓶ワインも残念なことに全国的には一時的なブームで終わりましたが、地元の山梨では今でも愛されています。

どんな時に飲んだの?一升瓶ぶどう酒

甲州の人たちにとって、日常生活にごく当たり前のお酒が「ぶどう酒」です。一升瓶ぶどう酒は量も多いのですが、冠婚葬祭の時にはもちろんのこと、雨が降ると農作業ができなくなるので雨が降ったときなど、近所の人たちを呼んでワイワイ飲む。昔は今のように遊ぶ場所もそんなになかったので、飲むことが娯楽のひとつだったので「一升瓶ぶどう酒」で友達や近所の人たちと飲むのが当たり前だったのでしょうね。

一升瓶なので量も多い。ワインは封を空けて空気に触れた時点で酸化が始まります。一升瓶ぶどう酒を飲みきるためにも、みんなでお腹いっぱい飲んだのでしょうね~。気になるつまみは、お漬物や煮物をつまみに一升瓶ぶどう酒を飲んでいたそうです。やはり甲州ワインが和食に合うのには、土地のモノを一緒にいただくというのが基本なのかもしれません。どんな料理と合うのかを積極的に探求していくのも楽しそうです。

甲州(ぶどうの品種)

世界的にも高い評価を得ているのが、甲州ワインです。その品種は日本独自のブドウで造られたワインが世界的にも脚光を浴びています。2010年にはEU(欧州連合)でもブドウの品種として登録されました。EUでワインのラベルに表示できる品種は、フランスの国際ブドウ・ワイン機構(OIV)が認めたものだけがワインのラベルに表示できます。そこで、2004年から「甲州ワインプロジェクト」が始まり、2009年からOIVに登録品種目指してアピールを開始しました。

甲州の性質

色合いは「灰色ぶどう」と呼ばれる色合いになっていて、藤色または明るいえび茶いろです。房はやや長くて、果実の大きさは中くらいです。甘みはありますが、香りは比較的あっさりしていて、酸味も弱くて、癖のないのがこの品種の特徴になっています。日本に多いのはアメリカ系ですが、甲州はヨーロッパ系の交配品種ということが2004年にカリフォルニア大学デービス校ファンデーション・プラント・サーヴィス(DPS)の分析で分かりました。

そしてさらに、独立行政法人酒類総合研究所の研究から分かったのは、甲州はヨーロッパ系の中でも中国の「竜眼」といった東洋系品種のグループに属していて、西洋系種類とは違う系統であることも明らかになっています。しかしDPSのどの種類のデータにも該当しませんし、日本以外に甲州は存在していないことから、甲州の起源についてはまだまだ不明な点が多くあります。

すごいずら甲州ワイン

甲州ワインはすごいずら!海外のワインコンクールでも高い評価を得ています!日本が誇る山梨が誇る、甲州ワインずら!最近は山梨県でワイナリー巡りも大人気で、レンタカーだと運転手が飲めないのが難点でしたが、「やまなしワインタクシー」が運行されて首都圏から電車で山梨に乗り込みタクシーでワイナリーを巡りワインを楽しむというツアー。私も行って甲州ワインをたっぷり楽しみたいずら~

International Wine & Spirit Competition(IWSC)~ロンドン開催:1969年から開催されている国際ワインコンクール

2011年:銀賞
…マルス 甲州ヴェルディーニョ2010 (本坊酒造株式会社)
2011年:銀賞
…グランポレール 山梨 甲州 樽発酵 2008 (グランポレール勝沼ワイナリー)

Ineternational Wine Challenge (IWC)~ロンドン開催:1984年から開催されている世界最大規模で最も権威がある国際ワインコンクール

2011年:銀賞
…シャトー・メルシャン 甲州 小樽仕込み2009 (メルシャン株式会社 シャトー・メルシャン)
2011年:銅賞
…登美 甲州 樽発酵 2008 (サントリーワインインターナショナル株式会社 登美の丘ワイナリー)
2012年:銅賞
…登美の丘 甲州 2010 (サントリーワインインターナショナル株式会社 登美の丘ワイナリー)
2012年:銀賞
…御坂 甲州 樽発酵 2010 (勝沼醸造株式会社)
2012年:銀賞
…アルガブランカ イセハラ 2011 (勝沼醸造株式会社)

Challenge Internationala du Vin ~ボルドー開催:1986年ECにより開催されたフランス最大の国際ワインコンクール

2011年:金賞
…登美 甲州 樽発酵 2008 (サントリーワインインターナショナル株式会社 登美の丘ワイナリー)
2011年:銅賞
…シャトー・メルシャン 甲州 小樽仕込み2009 (メルシャン株式会社 シャトー・メルシャン)
2011年:銅賞
…サントリー ジャパンプレミアム 甲州 2008 (サントリーワインインターナショナル株式会社 登美の丘ワイナリー)
2012年:銅賞
…シャトー・メルシャン 勝沼甲州 2010 (メルシャン株式会社 シャトー・メルシャン)

Vinalies Internationales ~パリ開催 1995年から開催されたフランスパリ本部のユニオン・デ・エノローグ・ド・フランスが主催国際ワインコンクール

2011年:銀賞
…アルガブランカ イセハラ 2010 (勝沼醸造株式会社)

Japan Wine Challenge (JWC) ~東京開催:1997年開催のアジア最大規模の国際ワインコンクール

2011年:Trophy for Best Japan Wine
…グレイス グリド 甲州 2010 (中央葡萄酒株式会社)
2011年:Trophy for Best Japan Wine
…キュヴェ三澤 甲州 鳥居平 プライベートリザーブ2011 (中央葡萄酒株式会社)